相変わらずジェンダーギャップでは下から数えた方が早い日本。

わたし自身、過去に営業の仕事をしていたころ、成績上位に入れるように日夜努力していた。そのころは、キャリアを積みたかったし、役職をあげて年収をあげたかった。

だが、どんな成績をあげても、主任からは変わらなかった。

数年頑張って、心身が限界に迎えたとき気づいた、わたしはこの会社でここから変わることはないと。至らない点があるかもしれない。だがここには見えない壁があると痛感したのだ。

野球の話ができない。 喫煙所に行って談笑もしない。 接待の場にわたしがいると形式上早めに解散しなければいけない。

ヘレン・ワン(中国系アメリカ人小説家.弁護士)が 2013年に発表した『The Partner Track』に基づき制作されたドラマ。パートナートラックが描く竹の天井を観て、自分自身が目の当たりにしたガラスの天井や、あの頃のやりきれない気持ちを思い出した。

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お飾りにはなれるけど、意志を持った発言はできない。

なんとか後部座席に座っても、絶対にハンドルを握ることは許されない。

パートナートラックを観て、ニューヨークって大変ね。と思ったら気をつけなければならない。

日本国内もまた同じく複雑で、ジェンダーギャップと交差してまだまだ問題がある。